中高生向け

2011年11月30日 (水)

『どこでもない場所』

セーラ・L・トムソンの詩に、ロブ・ゴンサルヴェスが絵を描いた絵本、3作目が出ていたんですね。図書館で借りてきました。

どこでもない場所 (海外秀作絵本) Book どこでもない場所 (海外秀作絵本)

著者:セーラ・L. トムソン
販売元:ほるぷ出版
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『終わらない夜』ほどの不気味さはなく、安心して読めました(笑)。でもトムソンの詩と共に、相変わらずの奇妙で美しい不思議な世界にいざなわれます。

雪をかぶった山がいつのまにか波になったり、雲に隠された空がいつのまにか木になっていたり、雪のゲレンデがやがて満開の桜(?)になり冬から春になっていたり・・・。固定観念に固まった頭がどんどんほぐされていく感じです。

ロブ・ゴンサルヴェスの絵本、一冊は欲しいなと思っていたのですが、『終わらない夜』はちょっと怖すぎるし(笑)、これにしようかな。

中高生にも大人にもお薦めの絵本です。

前作2作はこちら↓

終わらない夜 Book 終わらない夜

著者:セーラ・L. トムソン
販売元:ほるぷ出版
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真昼の夢 (ほるぷ海外秀作絵本) Book 真昼の夢 (ほるぷ海外秀作絵本)

著者:セーラ・L. トムソン
販売元:ほるぷ出版
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2011年6月19日 (日)

『注意読本』

図書館でタイトルに惹かれて借りた絵本、なかなか当たりでした。

注意読本 Book 注意読本

著者:五味 太郎
販売元:ブロンズ新社
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中表紙に”すこやかに そして力強く暮らしてゆくためにはぼんやりしていてはいけません いろいろと注意しましょう” と書いてあり、1ページずつ注意すべきことが五味さんの楽しくて鋭い絵とともに描いてあります。たとえば・・・

わすれ物に注意 わすれ物には とりあえず注意しなくてはなりませんが 「わすれたい物」というのもありますので そのあたりも注意しましょう”

母親に注意 一般に 親は心配することが仕事ですから かるい心配と かるい安心をさせてあげるように 注意しましょう” (笑)

多数決に注意 「賛成」といっても「すごく賛成」「まあ賛成」「てきとうに賛成」「しかたないので賛成」「どうでもいいや賛成」など いろいろありますので 注意しましょう”

など、五味さんの鋭さ炸裂です。子供より中学生くらいからの方が楽しめる絵本かも。この本を読んで、息を抜いて、健やかにたくましく生活しましょう(笑)!

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2010年8月17日 (火)

『未来はあなたの中に The Future is within You 』

PC内の整理をしようとマイドキュメントを開いたら出てきたメモ。すでに閉鎖したHPに載せていたものなのですが・・・。

未来はあなたの中に Book 未来はあなたの中に

著者:瀬戸内 寂聴,Robert Mintzer,ロバート・ミンツァー,100%ORANGE
販売元:朝日出版社
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みんな違っているからすばらしい。一人一人がかけがえのない大切な存在。
心に誇りを、自分の誇りも他人の誇りも大切に。

生まれてきたことの意味や勉強の大切さなどを説いた小学校での講演に日英バイリンガルで編集したもの。
絵がとてもキュート♪
小学高学年以上の人にぜひ読んでもらいたい一冊。

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2009年9月12日 (土)

『はなおとこ』

タイトルと表紙画像のインパクトから、これは読んでみたいと図書館で予約して順番待ちしていた絵本です。

はなおとこ Book はなおとこ

著者:ヴィヴィアン シュワルツ
販売元:偕成社
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自分の居場所を捜し求め世界中を旅する「はなおとこ」(鼻に足が付いているだけ)のおはなし。

ビジュアル的にはとても面白いです。はなおとこのいる場所には、いつもうまい具合に顔ができてしまっているのだから。話も哲学的ともいえるのかも。でも、好みの分かれる絵本でもあるかなあ・・・。どちらかというと中高生以上というか大人向きの絵本かな?と思います。

絵を担当したジョエル・スチュアート(イギリス生まれ)はこれが初めての絵本だそうです。英語のタイトルは"The Adventures of a Nose"。ほむらひろしさんの訳の『はなおとこ』の方がインパクトがありますね。

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2009年7月11日 (土)

『彼の手は語りつぐ』

以前からインパクトのある表紙が気になっていたのですが、図書館の棚の目立つところに展示されていたので、借りて読んでみました。

彼の手は語りつぐ Book 彼の手は語りつぐ

著者:パトリシア ポラッコ
販売元:あすなろ書房
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この物語は1861年から65年まで行われたアメリカの南北戦争で北軍の兵士として戦った黒人少年ピンクス・エイリーを後の人に伝えるために描かれました。ピンクが助けた北軍の兵士で白人少年のセイの子孫が、収容所で殺されてしまったピンクのことを130年間も5代にわたって語りついできたのです・・・。

表紙の絵は、収容所でピンクとセイが引き裂かれようとしながらもしっかりと握手をしているところです。原題は”PINK AND SAY” なのですが、『彼の手は語りつぐ』としたあたりは翻訳者(千葉茂樹氏)のセンスですよね。2009年、黒人初めてのアメリカ大統領が誕生したことをセイやピンクが知ったら、何を思うでしょうか・・・・?

(自分で読むなら、小学高学年あたりからがお薦めかと思います。)

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2009年6月22日 (月)

『っぽい』 他

5月29日のNHKラジオ「ラジオビタミン」柳田邦夫さんが紹介されていた絵本を予約していたら、ようやく図書館で借りることができました。

っぽい Book っぽい

著者:ピーター・レイノルズ
販売元:主婦の友社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

絵を書くことが大好きなラモン。一日中、どこででも絵を描いていた。でも、あるときお兄ちゃんが、ラモンの絵が全然ホンモノに似ていないとケチをつけた。すっかり自信をなくして絵を描くことをやめたラモン。でも、ラモンの絵が好きという妹のことばにハッと気付いた。「っぽい」絵でもいいのだと。気持ちが伝わればいいのだと。

高学年、中高生、大人向けの絵本でしょうね。読んだ人の状況によってはすごく気持ちが楽になれる絵本かも。柳田さんはこの種のメッセージ絵本を紹介されることが多いですね。柳田さんが出演される時のタイトルが「大人も絵本」なので、当然そういう選択なのかな?とは思うのですが・・・。

同じときに紹介されていたメッセージ絵本をもう1冊載せておきます。

きずついたつばさをなおすには (児童図書館・絵本の部屋) Book きずついたつばさをなおすには (児童図書館・絵本の部屋)

著者:ボブ グラハム
販売元:評論社
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メッセージ絵本としてはいいのかもしれませんが、最初の方でなんとなくストーリーがわかってしまって、絵本としてはわたしは物足りなかったです・・・。

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2009年3月 2日 (月)

"Voices in the Park"『こうえんで・・・4つのお話』

洋書絵本その他をAmazonで購入しました。昨日の夕方普通便で注文したのに、今朝10時半ごろ届いてそのスピードにびっくり!(常にこんなに早いわけではないですが・・・。) 購入した洋書絵本は、アンソニー・ブラウンの隠し絵が楽しい絵本。1998年Kurt Maschler Award受賞作だそうです。

Voices in the Park Book Voices in the Park

著者:Anthony Browne
販売元:Dk Pub
Amazon.co.jpで詳細を確認する


(YL 2,5  およそ540語)

日本語版はこちら↓

こうえんで…4つのお話  /アンソニー・ブラウン/さく 久山太市/やく [本] こうえんで…4つのお話 /アンソニー・ブラウン/さく 久山太市/やく [本]
販売元:セブンアンドワイ ヤフー店
セブンアンドワイ ヤフー店で詳細を確認する

ある2組の親子(アンソニー・ブラウンの本によくあるように顔はゴリラです)の一日のある出来事を4人の視点から描いた絵本。同じことを経験したのに、それぞれ感じ方はこんなに違うのですね。絵の雰囲気や文字を変えることでそれがよく表されています。表紙の絵を見ると季節は秋なのかなと思ったのですが、じっくり絵を見るとそれぞれの感じ方で季節まで違って表現されているようなのです。ひとつの絵の中ですら、登場人物のいる場所によって季節が描き分けられています。

イラストは隠し絵がいっぱいでほんとに楽しいです。影や木の形をはじめ、細部にわたって楽しめる工夫がいっぱいです。今日すでに5回眺めましたが、その都度新しい発見がありました!

文章的には(わたしは洋書しか読んでませんが)小学低学年向けの絵本かと思いますが、示唆や芸術性に富み、大人にもお薦めの絵本です。

(ペーパーバック版の洋書絵本だと今、円高なので、857円でした。洋書絵本は頻繁に値段が変わるので、気をつけないといけませんが、絵を楽しめればよいというのであればかなりお得です。英語も中3くらいで理解できる英語だと思います。)

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2009年1月 1日 (木)

『めうしのジャスミン』

あけましておめでとうございます。2009年が皆様にとって良い年でありますように。拙いブログではありますが、今年もよろしくお願いします。

さて、今年は丑年。ということで、わたしの大好きな、牛が主人公の絵本をご紹介します。

めうしのジャスミン Book めうしのジャスミン

著者:ロジャー デュボアザン
販売元:童話館出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

偶然見つけた羽飾りの付いた帽子をかぶったジャスミンを農場の仲間は笑いますが、やがてみんなも帽子をかぶりたくなります。みんなが帽子をかぶりだした頃、ジャスミンは帽子をかぶるのをやめていました・・・。そして、みんなが帽子をかぶるのをやめた頃・・・。

自分をしっかり持っていて周りに惑わされず自然体のジャスミンはとても魅力的です。デュボアザンの描く動物は、ピンクだったり紫だったり青だったり、とてもカラフルなのですが、なぜか違和感がないのです。

小学高学年以上の方全てにお薦めの絵本です。周りが気になって仕方がない時期の中高生には特に読んでほしいですね。

(この絵本は、童話館ぶっくくらぶから長男に10歳のころ届きました。デュボアザンは童話館でも配本されることの多い作家です。このブログでも今までに6冊紹介しています。興味があれば、右サイト上のサイト内検索で「デュボアザン」で検索して読んでみてください。どの絵本もお薦めです。)

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2008年12月 1日 (月)

「どくしょ応援団」オープン

こどもと本との出会いを応援するウェブサイト「どくしょ応援団」(朝日新聞社の読書推進ページ)がオープンしました。

作家の出前授業のオーサー・ビジットのページ、年齢別のお薦め絵本などを紹介している読み聞かせ応援団のページ、毎月月末水曜日夕刊掲載のおはなしのくにのページ、中学・高校生の読書をサポートするブックサーフィンのページなど、年齢に応じた本との出会いをサポートしてもらえそうです。

特に「オーサー・ビジット」のページは、2005年度からのバックナンバーがあり、お薦めです。

「どくしょ応援団」ページへ。

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2008年9月26日 (金)

『ロンドン橋がおちまする!』

図書館の新着本の中でタイトルと作者(ピーター・スピアー)と翻訳者(渡辺茂男)の名前を見て面白いに違いないと予約して借りてみた絵本です。予想通り、なかなか興味深い絵本でした!

ロンドン橋がおちまする! Book ロンドン橋がおちまする!

販売元:ブッキング
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(1978年に富山房より刊行されたものを底本に復刊)

「♪ローンド橋、落ちた、落ちた、落ちた・・・」と日本でも歌われているかの有名な童謡(?)は、原曲では18番まであって、そのロンドン橋の歴史が歌われたものだったのですね。(原曲はLondon Bridge is falling down,falling down ・・・・ ということなので、「ロンドン橋”落ちた”」と覚えていたのは間違いで、”落ちる”が正解だったのかな??)

ロンドン橋は、伝説によれば、紀元前43年にローマ人がブリテンに侵攻してからまもなくドーバー街道の交通の便をよくするために、テームズ河にかけたのが始まりだそうです。その後、2千年ほどの間に、橋は、洪水や火事や戦争によって何回も何回も破壊され、その度にかけなおされました。その破壊やかけなおしの様子を歌ったものが、18番までのロンドン橋の歌(マザー・グース)ということのようです。

ピーター・スピアーの絵ですから、それは細かく丁寧に当時の人びとの生活や橋の様子が描かれていて、読み応えたっぷりです。それにしても橋の上に家を建てて人が住んでいたり・・・とちょっと今では考えられないロンドン橋の歴史にびっくりでした。

巻末のロンドン橋の歴史は字も細かく、中身も難解で絵本全体を味わうには、高校生以上かな?という感じがしますが、絵本のメインの部分は橋が壊れたりかけなおされたりする様子を歌を歌いながら読んであげれば、年長さんくらいの小さいお子さんも楽しめるのかな?と思います。

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☆一昨日(たぶん・・・)、このブログの訪問カウンターが60000を超えました。たくさんのご訪問をありがとうございます。何かしら皆さんのお役に立っているのかな?と嬉しく思っています。コメントなどいただければなお励みになります。今後ともどうぞご贔屓に、よろしくお願いします。

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