・見て楽しむ絵本

2011年11月30日 (水)

『どこでもない場所』

セーラ・L・トムソンの詩に、ロブ・ゴンサルヴェスが絵を描いた絵本、3作目が出ていたんですね。図書館で借りてきました。

どこでもない場所 (海外秀作絵本) Book どこでもない場所 (海外秀作絵本)

著者:セーラ・L. トムソン
販売元:ほるぷ出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『終わらない夜』ほどの不気味さはなく、安心して読めました(笑)。でもトムソンの詩と共に、相変わらずの奇妙で美しい不思議な世界にいざなわれます。

雪をかぶった山がいつのまにか波になったり、雲に隠された空がいつのまにか木になっていたり、雪のゲレンデがやがて満開の桜(?)になり冬から春になっていたり・・・。固定観念に固まった頭がどんどんほぐされていく感じです。

ロブ・ゴンサルヴェスの絵本、一冊は欲しいなと思っていたのですが、『終わらない夜』はちょっと怖すぎるし(笑)、これにしようかな。

中高生にも大人にもお薦めの絵本です。

前作2作はこちら↓

終わらない夜 Book 終わらない夜

著者:セーラ・L. トムソン
販売元:ほるぷ出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

真昼の夢 (ほるぷ海外秀作絵本) Book 真昼の夢 (ほるぷ海外秀作絵本)

著者:セーラ・L. トムソン
販売元:ほるぷ出版
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2011年6月17日 (金)

”Willy's Pictures" 『ウィリーの絵』

ずいぶん前からほしかったのですが、購入しようと思った時には品切れだったアンソニー・ブラウンの絵本『ウィリーの絵』、ふと思い立って洋書絵本で探してみたら販売されていて購入できました。しかもペーパーバック版で購入したので、1000円ほどで、日本語版の3分の2ほどの価格。表紙をはじめ、装丁は違うのですが、絵は変わりないし、文章はほとんどない絵本なので英語でもほぼ支障なしです(^^)v ペーパーバック版は薄いので本棚に置いておくにも場所を取らないのもメリット。お子さんの読み聞かせには、翻訳家が訳された美しい日本語の絵本がよいと思いますが、大人が楽しむなら洋書絵本を賢く利用するのもよいのでは・・・。

Willy's Pictures Book Willy's Pictures

著者:Anthony Browne
販売元:Walker Books Ltd
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日本語版『ウィリーの絵』の紹介記事は2006年に書いています。記事はこちら

遊び心いっぱいの名画のパロディの世界、いろいろな「発見」があって楽しいです。島田ゆかさんの「バムとケロ」シリーズがお好きな方には、たぶん気に入ってもらえるのではないかと思うのですが、表紙がとっつきにくいかなあ(笑)?? 日本語版の方が上品な雰囲気なんですけど、ぜひ図書館ででも手に取ってみてください。

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2011年6月15日 (水)

『漂流物』

最近ちょっとはまっているのが、デイヴィッド・ウィーズナーの絵本。図書館でまた借りてきました。

漂流物 Book 漂流物

著者:デイヴィッド ウィーズナー
販売元:BL出版
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海辺で遊んでいる少年が年代物の水中カメラを拾う。中のフィルムを現像してみると・・・。

文章が一切なく、絵だけでストーリーが展開していく。まるで無声映画のよう。度肝を抜かれる展開と、じっくり絵を読む楽しさ。そして思いもかけず、時間まで遡ってしまうことになる作品の巧妙さ。また、やられた~っという感じです。大人も子供も(10歳くらいから?)楽しめる絵本ではないでしょうか。

2007年コールデコット賞受賞作品。

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2009年9月12日 (土)

『はなおとこ』

タイトルと表紙画像のインパクトから、これは読んでみたいと図書館で予約して順番待ちしていた絵本です。

はなおとこ Book はなおとこ

著者:ヴィヴィアン シュワルツ
販売元:偕成社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

自分の居場所を捜し求め世界中を旅する「はなおとこ」(鼻に足が付いているだけ)のおはなし。

ビジュアル的にはとても面白いです。はなおとこのいる場所には、いつもうまい具合に顔ができてしまっているのだから。話も哲学的ともいえるのかも。でも、好みの分かれる絵本でもあるかなあ・・・。どちらかというと中高生以上というか大人向きの絵本かな?と思います。

絵を担当したジョエル・スチュアート(イギリス生まれ)はこれが初めての絵本だそうです。英語のタイトルは"The Adventures of a Nose"。ほむらひろしさんの訳の『はなおとこ』の方がインパクトがありますね。

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2009年3月 2日 (月)

"Voices in the Park"『こうえんで・・・4つのお話』

洋書絵本その他をAmazonで購入しました。昨日の夕方普通便で注文したのに、今朝10時半ごろ届いてそのスピードにびっくり!(常にこんなに早いわけではないですが・・・。) 購入した洋書絵本は、アンソニー・ブラウンの隠し絵が楽しい絵本。1998年Kurt Maschler Award受賞作だそうです。

Voices in the Park Book Voices in the Park

著者:Anthony Browne
販売元:Dk Pub
Amazon.co.jpで詳細を確認する


(YL 2,5  およそ540語)

日本語版はこちら↓

こうえんで…4つのお話  /アンソニー・ブラウン/さく 久山太市/やく [本] こうえんで…4つのお話 /アンソニー・ブラウン/さく 久山太市/やく [本]
販売元:セブンアンドワイ ヤフー店
セブンアンドワイ ヤフー店で詳細を確認する

ある2組の親子(アンソニー・ブラウンの本によくあるように顔はゴリラです)の一日のある出来事を4人の視点から描いた絵本。同じことを経験したのに、それぞれ感じ方はこんなに違うのですね。絵の雰囲気や文字を変えることでそれがよく表されています。表紙の絵を見ると季節は秋なのかなと思ったのですが、じっくり絵を見るとそれぞれの感じ方で季節まで違って表現されているようなのです。ひとつの絵の中ですら、登場人物のいる場所によって季節が描き分けられています。

イラストは隠し絵がいっぱいでほんとに楽しいです。影や木の形をはじめ、細部にわたって楽しめる工夫がいっぱいです。今日すでに5回眺めましたが、その都度新しい発見がありました!

文章的には(わたしは洋書しか読んでませんが)小学低学年向けの絵本かと思いますが、示唆や芸術性に富み、大人にもお薦めの絵本です。

(ペーパーバック版の洋書絵本だと今、円高なので、857円でした。洋書絵本は頻繁に値段が変わるので、気をつけないといけませんが、絵を楽しめればよいというのであればかなりお得です。英語も中3くらいで理解できる英語だと思います。)

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2009年1月10日 (土)

『うんがにおちたうし』

2日の記事「牛が主人公の絵本」のコメントで教えていただいた『うんがにおちたうし』の絵本を図書館で借りてきました。

うんがにおちたうし (世界のほんやくえほん 3) Book うんがにおちたうし (世界のほんやくえほん 3)

著者:フィリス・クラシロフスキー,ピーター・スパイアー,みなみもと ちか
販売元:ポプラ社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

牛のヘンドリカは一年中ひたすら草を食べ、ホフストラおじさんにたくさんのミルクを絞らせてあげていました。でも、牧場の中だけで暮らし変化のない暮らしに飽き飽き。そんなとき、不注意から牧場の奥の運河に落ちてしまいました・・・。偶然流れてきた大きな箱に運よく乗れたヘンドリカは、町への旅に・・・。

一昔前のオランダの風景の描写がすばらしいです。(著者は「ピーター・スパイア」とありますが、『雨、あめ』の文字のない絵本で有名なピーター・スピア(PETER SPIER)です。) ヘンドリカと一緒に旅と冒険を楽しんでいる気分になれました(^。^)

 雨、あめ 雨、あめ
販売元:セブンアンドワイ
セブンアンドワイで詳細を確認する

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2008年11月 9日 (日)

『いろ いきてる!』ハードカバーで発売

「こどものとも」600号(50周年記念)として2006年3月号に発売された『いろ いきてる!』が早くもハードカバー化されて発売されました。

いろいきてる! (こどものとも絵本) Book いろいきてる! (こどものとも絵本)

著者:谷川 俊太郎,元永 定正
販売元:福音館書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

わたしは06年2月当時「こどものとも600号」として発売されたのを店頭で見て、一目ぼれして購入しました。

谷川俊太郎(1931年生まれ)さんと元永定正(1922年生まれ)さんという大御所のコラボレーション。元永さんは、「絵の具をたくさん水で溶いて紙の上に流したそう」ですが、その混ざり具合の美しいこと! 谷川さんがその絵と「色と流れる形の声を聞きながら、対話した」そうです。絵本というよりもアート作品という感じの、感性に響いてくる絵本です。ハードカバーになっても840円という価格はお値打ちものだと思います。ちょっとしたプレゼントに贈るのもしゃれているのではないでしょうか。

また、小さいお子さんから大人まで年齢に関係なく楽しめる絵本だと思うので、集団での読み聞かせ・お話会でも大活躍すると思います。幼稚園でも高学年でも中学生でも、それぞれの反応が楽しめるのではないでしょうか。短い時間で読めるので、お話界での導入部分や気分転換の役割や時間が余ったときなどにも使えてとても便利な絵本だと思います。読み聞かせをなさっている方にはお薦めの絵本です。

実はこのブログを2006年2月15日に始めた(後に、以前のHPに掲載していた日記などを日付をさかのぼって掲載しているので、現在はもっと古い日付の記事がたくさんありますが。)のですが、一番最初に紹介した絵本がこの『いろ いきてる!』でした。

また、この絵本の原画で07年に元永さんは、第30回損保ジャパン東郷青児美術館大賞を受賞されました。

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2008年10月10日 (金)

『おふろやさん』

今日10月10日は「銭湯の日」なのだそうです。語呂合わせの好きな日本人、毎日よくもこんなに「○○の日」があるものだと感心しますが、銭湯という言葉で思い出したのがこの絵本です。

おふろやさん (こどものとも傑作集 (66)) Book おふろやさん (こどものとも傑作集 (66))

著者:西村 繁男
販売元:福音館書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

文字は最初の一文だけの、絵を楽しむ絵本です。昭和のノスタルジー漂うお風呂屋さんの様子、親子でお楽しみください。

この絵本の詳しい紹介が絵本ナビでご覧になれます。

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2008年10月 3日 (金)

『14ひきのひっこし』

うちに何か秋の絵本はなかったかな・・・・と考えていたら、思い出したのがこの絵本です。

14ひきのひっこし Book 14ひきのひっこし

著者:いわむら かずお
販売元:童心社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

秋のある日、おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさんときょうだい10ぴきのねずみの家族が、森の奥を目指してお引越しです。途中、いたちに見つかりそうになったり、川をみんなで協力してわたったりしながら、素敵な木の根っこを見つけ新しいおうちを作ります・・・・。家族で協力してひとつのことをしたり、家族団らんの様子など、温かい雰囲気いっぱいの絵本です。

すごく久しぶりに本棚から、この絵本を取り出して眺めていたら、高校生の長男が「この絵本のシリーズ、いいよね。でもどうしてうちには1冊しかないの?」と・・・。たぶん童話館で3歳くらいの長男に配本になった絵本だと思うのですが、自然の様子や14匹の様子を細かく描いた主に絵を楽しむ絵本で、読まされていた当時のわたしにとってはストーリーとしてはあまり面白くなく(各ページとも絵本の下に1行のみ)、あまり楽しんでいなかったということがあったのかもしれません。

今、改めて絵本を読んでみると、その絵の描写の細かさ、正確さに驚くばかりです。(紅葉している秋の風景も美しく、できれば植物などの名前も小さくどこかに書いておいてほしいな、とも思いました。)また、表紙の裏の見返しには、新しい家の周りの風景が細かく描かれ、絵本の中にあった川から水を引いた全体像がよくわかります。そして、裏表紙の手前の見返しには家の断面図が描かれていて、とにかく隅々まで楽しめる絵本です。

ところで、息子たちは図書館などで借りてシリーズを楽しんでいたように思うのですが、実はこのシリーズ、本のカバーと絵本本体の表紙の絵が違うのですよね。子供たちがある程度大きくなってから、いわむらかずおさんが「徹子の部屋」に出演されていた時に知ったのだったと思いますが、カバーの絵から絵本本体の表紙の絵へみんな動いているのです! 図書館の本はカバー掛けされていますから、作者のサービスともいえるこの絵の動きが図書館で借りた本では味わえないわけです・・・。なので、この絵本のシリーズを気に入ったお子さんにはぜひ購入してあげてほしいなと思います。

このシリーズで秋を描いたものを挙げておきます。

14ひきのやまいも 14ひきのやまいも

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

14ひきのおつきみ Book 14ひきのおつきみ

著者:いわむら かずお
販売元:童心社
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14ひきのあきまつり 14ひきのあきまつり

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

調べてみましたら、シリーズ(12冊)で海外も合わせて800万部も売れているロングセラー絵本ということで、グッズもありました。

14ひきのカレンダー 2009 (2009) Book 14ひきのカレンダー 2009 (2009)

販売元:童心社
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Book 14ひきのぱずる A (1)

販売元:童心社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

   (画像などは童心社のページへ) 

また、 『いわむらかずお絵本の丘美術館』のHPへもリンク張っておきます。

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2008年9月28日 (日)

『雨、あめ』

ちょっと早いかなと思いつつ、テンプレートを秋モードにしてみました。

台風やら秋雨前線とやらで今週はまた雨が続くようですね。ということで雨の絵本を紹介します。前回に続き、ピーター・スピアーの絵本で、文字が一切ない絵を楽しむ絵本です。

雨、あめ  /ピーター・スピアー/〔作〕 [本] 雨、あめ /ピーター・スピアー/〔作〕 [本]
販売元:セブンアンドワイ ヤフー店
セブンアンドワイ ヤフー店で詳細を確認する

きょうだいが庭で遊んでいると雨が降ってきます。ふたりはお母さんに呼ばれてあわてて家の中へ駆け込むのですが、なんとこのお母さん、ふたりにレインコート、レインブーツ、レインハットにかさを着せて、再び外へ送り出すのです。二人は、どろんこ遊びをしたり、雨樋からあふれる雨を傘で受けたり、雨粒がいっぱい付いたクモの巣を眺めたり、水たまりの中を思いっきり歩いたり・・・、雨を思いっきり楽しんでお母さんの待つ家へ・・・。

こんなに雨の中で思う存分遊べたら、子供は楽しいでしょうね。雨のさまざまな表情をたっぷり楽しめる絵本です。それにしてもこのお母さん、ほんとおおらかというか、雨が降ってきても洗濯物を取り込むでもなく(夜には取り込まれていて翌朝洗い直したのか再び干されていましたが・・・・。どうしても主婦はこういうことが気になります(笑)。)、土砂降りの雨の中で子供を遊ばせるこの余裕、こんな風に子供を育ててみたかったものです(^^ゞ

(メモ:6歳になったばかりの次男(大きいさくらんぼコース)への配本。当時と現在では童話館ぶっくくらぶの配本内容も変わっていると思うので、あくまで我が家の記録として載せておきます。)

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