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2009年7月

2009年7月12日 (日)

『てとてとてとて』

2009年度の課題図書の中からもう1冊。

てとてとてとて Book てとてとてとて

著者:浜田 桂子
販売元:福音館書店
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わたしたちの手。手は毎日色々なことをします。手は楽器であったり、手で話すことができたり、点字を使えば手で読むことができます。不安や悲しいとき、手を握ってもらうと心が落ち着きます。手の多様な世界を描きます。 (「BOOK」データベースより)

「かがくのとも」2002年7月号が、昨年ようやくハードカバー化されました。手はこんなにたくさんの大事な役割をしているんだと気付かされます。点字にも触れることができるし、なかなかいろいろ工夫された絵本だと思います。2002年当時、おはなし会で読んでも子供たちの反応はなかなかよかったですよ。

学校の先生がよいとする読書感想文は、感想ではなく、生活作文を書くものらしいなので、この絵本はなかなか書きやすそうに思います。

よかったら、過去記事「読書感想文の書き方&疑問」もお読みになってください。

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2009年7月11日 (土)

『おこだでませんように』

2009年度の課題図書が書店に並び始めましたね。タイトルと表紙の絵に惹かれ、立ち読みしてみると・・・、ちょっとグッと来てしまいました。 (小学校低学年向け課題図書)

おこだでませんように Book おこだでませんように

著者:くすのき しげのり
販売元:小学館
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怒られてばかりいる子の心の中を描いた絵本。
 「ぼくは、いつでもおこられる。家でも学校でも…。休み時間に、友だちがなかまはずれにするからなぐったら、先生にしかられた」いつも誤解されて損ばかりしている少年が、七夕さまの短冊に書いた願いごとは…?  (出版社の紹介文を引用)

子育て中など子供に関わる全ての方にお薦めの絵本です。

子供のころ、頭ごなしによく親に怒られていました。なのに、自分が親になったら、やっぱり子供を頭ごなしに怒ってしまっていましたっけ。子供がそうしたのには、それなりの理由があるのにね・・・。

習ったばかりのひらがなで、たどたどしく書いた七夕の短冊の願い事は、実際に作者がご覧になったものだそうです。課題図書ってあまり好きじゃなかったのですが、この本は課題図書になったことで多くの親子に読まれることになりそうで、よかったと思います。でも、この本でどんな読書感想文を書くのかな? 一見書きやすそうだけれど、実は書きにくそうな気もします・・・。 

(2009年度課題図書一覧は絵本ナビのページでご覧になれます。)

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『彼の手は語りつぐ』

以前からインパクトのある表紙が気になっていたのですが、図書館の棚の目立つところに展示されていたので、借りて読んでみました。

彼の手は語りつぐ Book 彼の手は語りつぐ

著者:パトリシア ポラッコ
販売元:あすなろ書房
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この物語は1861年から65年まで行われたアメリカの南北戦争で北軍の兵士として戦った黒人少年ピンクス・エイリーを後の人に伝えるために描かれました。ピンクが助けた北軍の兵士で白人少年のセイの子孫が、収容所で殺されてしまったピンクのことを130年間も5代にわたって語りついできたのです・・・。

表紙の絵は、収容所でピンクとセイが引き裂かれようとしながらもしっかりと握手をしているところです。原題は”PINK AND SAY” なのですが、『彼の手は語りつぐ』としたあたりは翻訳者(千葉茂樹氏)のセンスですよね。2009年、黒人初めてのアメリカ大統領が誕生したことをセイやピンクが知ったら、何を思うでしょうか・・・・?

(自分で読むなら、小学高学年あたりからがお薦めかと思います。)

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2009年7月 6日 (月)

「絵本について考える本」のページ

福音館書店のHPに「絵本について考える本」を特集したページが作られていました。

「子どもが絵本を楽しむことはわかっていても、実際にどんな絵本をどんな風に楽しむのかわからない……そんな方の手がかりになる実践的絵本ガイドから、さらに詳しい絵本論美術史として絵本をたどる本、そして絵本作家のエッセイまで、絵本にまつわる数々の本」(福音館書店のHPより引用)が紹介されています。前回の記事で紹介した『絵本のあるくらし』同様参考になる本がずらりと並んでいますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。絵本について考える本のページへ。

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2009年7月 5日 (日)

お薦め絵本ガイド『絵本のあるくらし』

子どもたちが幼稚園のころに出会った絵本ガイド。読み聞かせの本を選ぶのに重宝しました。絶版になったと思っていたら、まだ販売中だとわかりました。

絵本のあるくらし Book 絵本のあるくらし

販売元:吉備人出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

岡山のプーさん文庫の10年間の活動の記録をもとにした絵本の手引書です。
「雨・かさ」「みのりの秋」といった季節に応じたものや「さんぽ」「パン」「愛」などどいったさまざまなテ−マで、456もの絵本を紹介しています。さまざまなテーマに沿って、よくもこんなにたくさんの本を集めたなあと感心してしまいます。10年の文庫活動の賜物ですね。
また、「ある日の読み聞かせ」として、その日の読み聞かせの進行のメモも載っていて、読み聞かせの会などの活動をしている人には強い味方になりそうです。
さらに、テ−マに応じた折り紙、手遊び、詩、なども載っていて、子供といっしょに楽しめそうです。
プーさん文庫活動のきっかけや、メンバーそれぞれの子どもと絵本とのかかわりなども、かかれていて興味深いです。子どもに与える「絵本の力」の大きさが実感できます。
絵本が大好きな人も、これから子どもに絵本を読もうと思っている人もぜひぜひ、手元に置いておきたい絵本ガイドだと思います。
 

(上記の紹介文は2000年9月に某ネット書店の書評に投稿したものです。)

例えば、7月のテーマは、「たなばた・星」「川・海・泳ぐ」、8月のテーマは「おばけ」「いのちと平和」。おはなし会の絵本選びには参考になることが多いと思います。

この本に限らず、読み聞かせボランティアをなさっている方は、こういう絵本ガイドをぜひ手元に1冊は置いておかれることをお勧めします。(たとえば、以前にはこんな絵本ガイドを紹介しています。記事へ。)

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2009年7月 3日 (金)

『めでたし めでたしからはじまる絵本』

久しぶりに笑える絵本に出合いました。

めでたしめでたしからはじまる絵本 Book めでたしめでたしからはじまる絵本

著者:デイヴィッド ラロシェル
販売元:あすなろ書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

原書のタイトルは"THE END"。1ページ目で「騎士とお姫様は結婚して、すえながく幸せにくらしましたとさ」と、おはなしが終わっているんです。で、「どうして、ふたりが結婚して、すえながく幸せにくらすことになったのかというと・・・」という風に次のページへと繋がり、ページをめくれば思わぬ展開! 昔話を、おしまいからさかのぼるパロディ絵本です。

昔話の元ネタがわかっていればもっと楽しめるのかともうのですが、残念ながら全部はわかりません。それでも、想像のつかない展開はかなりショーゲキ。中学生の次男は声を出して大笑いしていましたし、高校生の長男はにやっと笑いながら読んでいました。

小学生向けのおはなし会などではたぶんウケルと思います。ただし、2度目に読むと1度目に感じたほどの面白さは感じないような・・・。まあ、一度は読んでみて損はないかなって感じです。

2007年度ゴールデン・カイト賞絵本部門銀賞受賞作だそうです。

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