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2009年1月10日 (土)

『はなのすきなうし』

1月2日に牛が主人公の絵本ということで思い出した絵本『はなのすきなうし』を紹介しましたが、絵本ブログ仲間のなずなさんのこの絵本の紹介記事を読み改めて読みたくなり図書館で借りてきました。

はなのすきなうし (岩波の子どもの本 (11)) Book はなのすきなうし (岩波の子どもの本 (11))

著者:マンロー・リーフ,ロバート・ローソン,光吉 夏弥
販売元:岩波書店
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他の子牛が飛んだり撥ねたりして遊んでいるのに、フェルジナンドはひとりコルクの木の下で花の匂いをかいでいるのが好き。お母さん牛はそんなフェルジナンドを心配しましたが、フェルジナンドは寂しがっていないことがわかったので、好きにしておいてやりました。そんなフェルジナンドがひょんなことから闘牛場に行くことに・・・・。

他の子供と違うわが子を認めているこのお母さん牛、よくできた方ですね(笑)。なんとなく世間では、子供は元気に外で友達と遊ぶのが良しとされているので、一人遊びばかりしているわが子を見ているのはやっぱり親としては心配ですよね。「♪1年生になったら、ともだち100人できるかな?・・・」というあの歌が親に脅迫観念を与えているとも聞いたことがあります・・・(笑)。

うちの息子も一人で遊ぶのが好きなタイプで心配したのですが、ある時この本↓が童話館で親向けに紹介されていてずいぶん救われたいうことをなずなさんのブログを読んでいて思い出しました。参考までに載せておきます。(子供の本をたくさん翻訳されている松岡享子さんの翻訳です。)

子どもが孤独(ひとり)でいる時間(とき) Book 子どもが孤独(ひとり)でいる時間(とき)

著者:エリーズ ボールディング
販売元:こぐま社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

定的にしか論じられない“孤独”が、実は子どもの内的成長に必要であると著者は述べます。アイデンティティの認識、独創性、“一人でいる時間”にもたらされる豊かな実りについて気づかせてくれる一冊。  (こぐま社のHPより。詳しい本の内容は こぐま社のHPへ。)

さて、再び『はなのすきなうし』に話を戻しますが、この絵本は(なずなさんの記事によると)スペイン内戦の最中1936年に出版され、戦わないフェルジナンドが政治的に解釈され、物議を醸したのだそうです。

この絵本は「岩波子どもの本」のシリーズなので解説のリーフレットが本来付いているはずなのですが、わたしの借りた図書館の本には付いてなくて、残念ながらそういう背景はわかりませんでした。できれば図書館の本にも付けておいてほしいですね。それにしても、子供の本が政治的に解釈されるなんて、そういう時代もあったのですね・・・。

また、図書館では(ひらがなばかりの本なのですが)絵本ではなく児童書の中に配架されていたので、子供がこの絵本に出会うことは少ないだろうなと残念に感じました・・・。絵は黒インク一色のとても力強い絵です。丑年の年に始めくらい、図書館の目立つところにドーンと並べて多くの親子に読んでほしいなと思いました。

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コメント

めーべるさん、こんばんは☆

「はなのすきなうし」「めうしのジャスミン」「うんがにおちたうし」読み返したくなり、どれも、貸倉庫に眠っているのですが、自宅から少し離れている上、荷物が多くて探すのが大変なため、図書館に探しに行きました。ところが、近くの図書館では貸し出し中か置いてないかで借りれなくて、本屋さんに行ってみました。牛の絵本というコーナーがないかと…。
残念ながら、そういうコーナーもありませんでした。
図書館にも牛の本のコーナーはありませんでしたし。クリスマスにはクリスマスの本コーナーがあったのに…と、ちょっぴり寂しいです。
こんな時代だからこそ、多くの親子に読んで欲しい一冊ですよね。

投稿: ナン | 2009年1月10日 (土) 21時17分

ナンさん、こんばんは☆
先日は『うんがにおちたうし』をご紹介くださり、ありがとうございました。早速読むことができました。

図書館も書店もプロだからこそ、クリスマスの絵本だけでなく、牛の絵本やお正月の絵本などを目立つように展示するなど、親や子が素敵な絵本に出会うきっかけを作ってほしいですよね。
そういう工夫のある書店はわたしの周りには実際少なくて残念に思います。図書館も、書棚に埋もれた本を書棚の上のスペースに置くだけでも違うと思うのですけれど、それだけの余裕もないのでしょうか・・・。

早くナンさんが読みたい絵本に再会できますように♪

投稿: めーべる | 2009年1月10日 (土) 22時30分

私のブログのことも紹介して下さって、ありがとうございます♪
『子どもが孤独(ひとり)でいる時』と同時期に読んだのが『サンタクロースの部屋』、『センス・オブ・ワンダー』、『星の王子さま』。目先のことに捕らわれがちな私に、いろんなことを投げかけてくれた本たちです。
『はなのすきなうし』にまつわる話から、なんだか、原点に返ってきた気がしました。思い出させて下さってありがとうございマス★応援!

投稿: なずな  | 2009年1月11日 (日) 20時39分

なずなさん、応援クリックありがとうございます!
『サンタクロースの部屋』は読んだことがなかったです。今さらかなとも思いますが、また読んでみたいです。
日々の暮らしの中で忘れがちなことを本は思い出させたり気付かせたりしてくれますね。
今日は『きらきら』という素敵な写真絵本に出合いました。まさにsense of wonderでした(^。^)

投稿: めーべる | 2009年1月11日 (日) 23時56分

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