« ハンス・フィッシャーの絵本 | トップページ | カードゲーム「ととあわせ江戸前」 »

2007年12月 2日 (日)

『落語絵本おおおかさばき』

川端誠の落語絵本シリーズ11作目。図書館の新着本コーナーにあったので読んでみました。

おおおかさばき―落語絵本11 Book おおおかさばき―落語絵本11

著者:川端 誠
販売元:クレヨンハウス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

しらかべ町の左官の金太郎が、たてだいく町の大工・吉五郎の三両入った財布を拾い、吉五郎に届けに行ったものの、吉五郎は拾った金太郎のものだといい、金太郎はそんな大金受け取れないと意地の張り合い。収拾が付かず、二人の大家が奉行所に願い出て裁いてもらうことになり・・・・。

江戸の名奉行・大岡越前守の名裁きを題材にした落語「三方一両損」(または「一両損」)を元にした落語絵本。改題したのは、タイトルを「かな」にすると長すぎて表紙に収まりきらないのと、オチの前に一度でも多く、「おおおか」の言葉に馴染んでほしいからだそうです。駄洒落オチの楽しい噺です。

作者は「川端流落語絵本」をライフワークとしているというだけあって、場面展開や構成、ストーリーなどよく練られていると思います。(ページをめくれば一瞬で場面展開できる絵本って落語と相性がいいと改めて思いました。)落語と江戸の雰囲気を両方楽しめる絵本だと思います。難点は、大工と左官や二人の大家など絵で描くとどうしても似たような感じになり、違いがパッと見ただけではわかりにくい点でしょうか。でも、落語は(見た目は)普通の人を登場人物としている以上、他の落語絵本でもそういう面はあるかもしれませんね。

落語といえば、NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」が盛り上がってきていますね。落語好きなわたしにはとても楽しみな番組です。15分のドラマで落語をそのまま演じるわけには行かないので、いろいろ工夫、演出されていて面白いです。登場人物の設定なども落語通にはピピッと来るよういろいろ仕組まれているようですよ。

座ったまま扇子や手ぬぐいなどわずかな小道具だけを使い、様々な人を演じ分ける落語って、ほんとにすごい芸だと思います。ドラマや絵本で落語の人気が高まり、落語番組が頻繁に放送されるなどもっと気軽に落語を楽しめるようになることを願っていまーす。

(今までに紹介した落語の絵本は、カテゴリー「落語絵本」でご覧いただけます。)

★人気blogランキング(絵本部門)に参加しています。このブログの記事がお役に立ったら、紹介している絵本に興味を持たれたら、ぜひ応援クリックお願いします。→人気blogランキング

|

« ハンス・フィッシャーの絵本 | トップページ | カードゲーム「ととあわせ江戸前」 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

絵本」カテゴリの記事

・落語絵本」カテゴリの記事

コメント

めーべるさん、こんばんは。
川端さんの落語絵本は、前にご紹介していた「めぐろのさんま」を読んで以来、大体のは読みましたよ。
テンポが良いので読み聞かせしていても楽しいです。

>登場人物の設定なども落語通にはピピッと来るよういろいろ仕組まれているようですよ

へぇ~そうなんですか…?
「ちりとてちん」は視ていますが、そういったことは全然分かりません(^^;)ゞ
でも、最近師匠が復活してきてから面白くなってきたな…と感じています。

投稿: はっぴぃマザー | 2007年12月 6日 (木) 21時23分

はっぴぃマザーさん、こんばんは。
落語絵本は川端さんがおはなし会などで使われることを意識して描かれているらしいです。
わたしは『おにのめん』が好きです。

「ちりとてちん」の伏線?は、ラジオ番組で落語作家の方が話していました。
「ちりとてちん」で朝から泣いたり笑ったり忙しいです(笑)。これからの展開が楽しみです♪

投稿: めーべる | 2007年12月 7日 (金) 00時04分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『落語絵本おおおかさばき』:

« ハンス・フィッシャーの絵本 | トップページ | カードゲーム「ととあわせ江戸前」 »