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2007年11月17日 (土)

ジョン・バーニンガムの絵本

前回の『ねえ、どれがいい?』に続き、今回も我が家にあるジョン・バーニンガムの絵本を紹介します。どれも絵もストーリーもすばらしく、お薦めの絵本です。 また、『ジョン・バーニンガム わたしの絵本、わたしの人生』に掲載されていたこれらの絵本のエピソード(青字部分)も載せておきます。

Book ずどんと いっぱつ―すていぬシンプ だいかつやく

著者:ジョン バーニンガム
販売元:童話館
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  表紙の画像などはベビーアンドドッグコムでご覧になれます。

見てくれの悪さから捨て犬になってしまったシンプ。サーカスのピエロのおじさんに拾われて、おじさんのピンチを救うためにあるアイデアが閃きます・・・。

ハラハラドキドキわくわくのお話です。邦訳のタイトルのつけ方もうまいですね(原題は"CANNONBALL SIMP")

シンプのモデルは、バーニンガムの妻(絵本作家ヘレン・オクセンバリー)の愛犬・ルルだそうです。ヘレンがイスラエルで働いていたころ拾った黒い犬がルルで、一緒にイギリスに帰国。ルルは年を取ってからすごく太ってまん丸になったので生まれ出たアイデアだそうです。

バラライカねずみのトラブロフ Book バラライカねずみのトラブロフ

著者:ジョン バーニンガム
販売元:童話館出版
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宿屋の酒場のはめ板の裏に住むネズミのトラブ一家。息子ネズミのトラブロフは、ジプシーたちの奏でるバラライカの音色にぞっこん。バラライカの演奏を習得するために親に無断でジプシーと一緒に旅に出ます・・・・。

バーニンガムが冬のユーゴスラビアで2週間過ごした経験を基に作った絵本。この絵本に出てくるような馬ぞりに乗ってあちこち旅したそうです。出席した結婚式の披露宴ではジプシーたちが3日3晩楽器を演奏しづつけ、その音色にとりこになりました。その楽器のひとつがバラライカだそうです。

はたらくうまのハンバートとロンドン市長さんのはなし Book はたらくうまのハンバートとロンドン市長さんのはなし

著者:ジョン バーニンガム
販売元:童話館出版
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ハンバートは、くず鉄集めのファーキンさんの荷車を引く馬。待遇のよいビール工場の馬を羨ましく思って過ごしています。ロンドン市長就任のパレードに出くわしたハンバートは市長が乗った立派な馬車を引いているのがビール工場の馬だと知ってショックを受けるのですが、その時馬車にアクシデントが起きます・・・。

この話は、自宅前の自然公園で金物回収業者が荷馬車の馬に草を食べさせているのを見て思いついたそうです。が、その後、鉛と銅の価格が急落し廃品回収業者と馬は姿を消し、絵本もいつの間にか絶版になっていたのですが、”HUMBERT”が出版されて20年後、当時のロンドン市長(1988年就任)が昔自分の子供に読んでやっていたこの絵本を公邸を訪問する子供たちへのプレゼントに使いたいと版元に問い合わせたことから復刊したそうです。

ハーキン―谷へおりたきつね Book ハーキン―谷へおりたきつね

著者:ジョン バーニンガム
販売元:童話館出版
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安全な山の暮らしにあきあきしていたきつねのハーキンは、親ぎつねの目を盗んで、谷へ遊びに行くのが夜中の日課。が、ついに見つかってきつね狩りが行なわれることに。でも、ハーキンは知恵と勇気で狩人をやっつけてしまいます・・・。

色使いもとても綺麗なのですが、馬に乗り狩をするシーンの迫力のあること、『ねえ、どれがいい?』などとはまた違うバーニンガムの世界が広がっています。

             ★   ★   ★

4冊とも童話館ぶっくくらぶでの配本です。絵本は配本順に(たぶん・・・)掲載しました。『ずどんといっぱつ』が長男が6歳頃の配本、あと毎年1冊ずつという感じでしょうか。このブログには「童話館ぶっくくらぶ配本」で検索されてきてくださる方も多いのですが、配本のコースの絵本は毎年見直しがされていて当時と今は違うかも知れないので、あえて配本されたコース名などは載せていません。でも、「絵本のプロ」が選んだ絵本はやはりすばらしいと今回絵本を読み直して見て改めて思いました。絵やストーリーはもちろんのこと、日本語の美しさにも感心しました。一流の翻訳者が練りに練った日本語を子供さんにぜひ読んであげてほしいと思います。

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コメント

めーべるさん、こんばんは。
ご無沙汰している間に興味深い絵本が~♪

ジョン バーニンガム…どれも表紙の絵の雰囲気がとってもいいですね~♪
お話しも面白そうです!

時間を見つけて図書館に行きたいと思います(^_^)v

投稿: はっぴぃマザー | 2007年11月17日 (土) 22時31分

はっぴぃマザーさん、こんにちは。
バーニンガムの絵本はたくさん絵本を描いているようです。
ここに紹介した4冊はとてもいい味を持っていると思います。
ぜひ子供たちに読んであげてください(*^。^*)

投稿: めーべる | 2007年11月18日 (日) 12時05分

こんばんは(^^)

面白そうな絵本ですね!!
私は絵本は自分で選びたいとずっと思ってたのですが、自分が知らない世界とも出会えそうなので、配本されるのもいいかもと思い直しました。
図書館にあるかなぁ・・・?
最近うちの近くの図書館がネットで予約できるようになったので、検索してみます(^^)

投稿: 杏&文’sママ | 2007年11月19日 (月) 21時52分

杏&文’sママさん、こんにちは。
図書館のネット予約、便利ですよね。
たくさん活用して、たくさんよい絵本に出会ってくださいね。

ぶっくくらぶなどの配本についてですが、
親の好みに偏らない選書ということで、とてもよいと思いますよ。
私が最初よい印象を持たなかった絵本も子供は好きで、子供に何度も読んでいるうちにそのよさがわかったものがたくさんあります。
子供が好きでないような絵本もたまには届きますが、子供は成長と共に好きになっていたりもします。
ふつうの書店などで質の高い絵本と出会うのはなかなか難しいです。
質の高い絵本が家にあって、いつでも繰り返し読めるというのはよいものですよ。
また、自分宛に毎月本が届くというのも、とても子供は嬉しいみたいですよ。
無理にお薦めするわけではないですが、我が家は童話館の配本システムと出会ってとてもよかったと思っています。参考になさってください。

投稿: めーべる | 2007年11月20日 (火) 12時39分

めーべるさん、こんにちは!
先週、招待券を頂き、バーニンガムの原画展に行ってきました。
色々なタッチで描かれた原画はどれも素晴らしく、見とれてしまいました。

こちらに紹介されているのも、読みましたよ。

一昨日から、環境を考える絵本展が開催されているので、それにも足を運んでみようと思っています。

投稿: はっぴぃマザー | 2008年6月 3日 (火) 14時33分

はっぴぃマザーさん、こんにちは。
今、原画展はそちらで開催されているのですね。
原画は印刷された絵本で見るよりいっそうすばらしいでしょうね(*^。^*)いいな、いいな。

>環境を考える絵本展
というものも開催されているのですね。
大きな都市はいろんなものに触れられるチャンスが多くていいですね(^^)
いろんなものを生で見て、子どもたちにぜひ還元してあげてください!

投稿: めーべる | 2008年6月 4日 (水) 11時40分

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