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2006年11月 1日 (水)

『もけらもけら』誕生エピソード

現代アートの元永定正氏の抽象画に、ジャズピアニスト山下洋輔氏がことばを載せた不思議な絵本『もけらもけら』、どういう経緯でこんな不思議で素敵な絵本が生まれたのか、ずっと疑問だったのですが、10月14日にNHK教育TVで放送されたETV特集「椎名誠の絵本を旅する」の中での椎名氏と山下氏の対談でその謎が解けました。

Book もけら もけら

著者:元永 定正,山下 洋輔
販売元:福音館書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

    表紙の画像や絵本の一部は絵本ナビでご覧になれます。

ある日、福音館書店のクロズミケイコ氏という編集者が山下氏の許を訪れ、あなたはたくさんの本を出しているようだが、絵本も書いてみないか、フツーの本とは言いません、抽象画に音をくっつけるような絵本はどうかと提案され、OKした山下氏の許に届いたのが元永氏の抽象画とのこと。(元永氏と山下氏をマッチングさせた編集者のセンスってすごいですよね。)

この絵本が誕生するまでに足掛け3年かかったそうです。編集者はその間、二人の間を行ったりきたり・・・。山下氏によると、元永氏の絵にことばを載せる作業は、フリージャズ(相手がやることに瞬時に反応して演奏する)と同じ作業でとても楽しかったそうです。

この絵本は、山下氏にとって楽譜そのものだとか。絵本のどこを開いても弾けますとおっしゃって、対談場所のジャズ喫茶(日本で最初のジャズ喫茶だとか・・・)のアップライトピアノで『もけらもけら』を演奏されました。 1冊全部演奏されたのでなかったのがとても残念でしたけど、絵本の朗読ならぬ演奏、とても新鮮で素敵でした♪

山下氏は他にも2冊(『ドオン!』 『つきよのおんがくかい』)絵本を書かれていますが、この2冊も絵の作者とのしっかりしたコラボレーションだとおっしゃっていました。こちらの絵本も楽しいですよ! 『ドオン!』や『つきよのおんがくかい』の演奏も聴いてみたいものです。

山下氏の公式サイトへは、右サイド下の「絵本の作者などのリンク集」からどうぞ。

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コメント

この番組の中で一番印象に残っているお話でした。
とくに、実際にピアノを弾いて「絵本が音になっている!」という感動をうけました。
確かに「ドオン」「つきよのおんがくかい」も実際に聴いてみたいと思いました。
また違ったイメージで、音符が空間にはじけ踊っているような印象で、とっても素敵でした。
再放送やってほしいです~。

投稿: ひととき | 2006年11月 2日 (木) 10時24分

ひとときさん、
わたしとってもこの山下さんのコーナーが一番お値打ちでした。
『もけらもけら』の演奏なんて、聴く機会まずないですものね。
『つきよのおんがくかい』はジャムセッションでぜひ演奏してほしいです。
再放送あるといいですよね。

投稿: めーべる | 2006年11月 2日 (木) 17時47分

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