« くまのプーさんからのメッセージ展 | トップページ | 小曽根真氏出演番組21日再放送 »

2006年9月18日 (月)

敬老の日に因んで 『とっときのとっかえっこ』

今日は敬老の日・・・。この絵本を紹介します。

とっときのとっかえっこ Book とっときのとっかえっこ

著者:カレン ガンダーシーマー,サリー ウィットマン
販売元:童話館 
Amazon.co.jpで詳細を確認する

             (読んであげるなら およそ5歳くらいから)

バーソロミューは、ネリーのお隣に住むおじいさん。(絵から察するところ、奥さんはすでになく、食事も自分で作り、自分のことはなんでも自分でしているらしいオシャレなおじいさん。)ネリーが赤ちゃんだった頃、毎日ネリーをカートに乗せて散歩に連れて行ってくれました。ネリーが歩き始めると、必要な時だけ手を貸しました。近所の人が「ハムエッグ」と呼ぶくらい二人はいつもいっしょ。

やがて、ネリーは学校に上がり、バーソロミューには杖が要るようになります。今度がネリーが必要な時だけ、バーソロミューに手を貸します。ある日、バーソロミューが階段で転び、入院。退院後は車椅子がいるようになりますが、ネリーは自分がかつてしてもらったように、そうっと、やさしく、ゆっくり、バーソロミューの車椅子を押して散歩に出かけるのです・・・。

ページをめくると二人いっしょの数々のシーンが次々と現れ、歳月の流れが感じられます。ネリーの成長とバーソロミューの老い。こういった絵本にありがちな押し付けがましさがないのは、作者ウィットマンが自分の祖父をモデルに書いた話だからでしょうか。身近な人が老いたとき、周りの人はどう接していけばいいのか、さりげなく伝えてくれます。読後感のいい、心温まる絵本です。

原題"A SPECIAL TRADE"を「とっときのとっかえっこ」と訳した(訳は谷川俊太郎氏)のは、さすがだなと感じました。

絵本の表紙から、裏表紙に至るまで、質の高さを感じる絵本です。ぜひ読んでみてください。

★人気blogランキングに参加しています。この絵本を読んでみたいと思ったら、ぜひ応援クリックお願いします。→人気blogランキング

|

« くまのプーさんからのメッセージ展 | トップページ | 小曽根真氏出演番組21日再放送 »

絵本」カテゴリの記事

童話館ぶっくくらぶ配本」カテゴリの記事

・おすすめ絵本」カテゴリの記事

コメント

たしかに邦題がいいですね。
さすが谷川俊太郎氏。
絵本の内容もほのぼのとして老いを悲壮感なく伝えていそうなところがいいですね。
娘がベビーカーにのっている姿をみて「いいなあ、歩かないで楽でしょ」というと、「お母さんも乗る?押してあげるよ」といってくれるのですが・・・それを言われるたびに、数十年後、車椅子を押してもらっている光景を想像している私です。(すみません。余談でした)

投稿: まつりか | 2006年9月18日 (月) 23時47分

まつりかさん、こんにちは。
ベビーカー、次男には3歳前には乗車拒否(笑)されていたかな。長男は次男が生まれたので、自然と卒業したような・・・。遠い昔のことです^_^;

この絵本は、我が家には童話館の配本でやってきましたが、なかなか質の高い絵本だと思います。
読んでいるうちによさがわかってきました。
うまく紹介記事を書けなかったのですが、
ご存じないようなら、ぜひ読んでみてください。

投稿: めーべる | 2006年9月19日 (火) 09時43分

めーべるさん、まつりかさん、こんにちは♪

この本、先日小学校で読んだ本です!
これを読むとき、結構居合い(爆)を入れて読まないと、泣けちゃうんです(^^ゞ

老いるって事を普通にさり気なく受け入れれば良いって感じで、スッと入ってきますね!
・・うぅ~ん、上手く表現できない…けど。

これを読んだ時のこと思い出しましたが…
4年生っていう学年のせいか?それともクラスの
雰囲気か??全く聞く態勢がなってなかったですね。
喋っていても、集中していなくても、あまり気にせずに、私は読むことになるだけ集中するようにしてますが、この時だけは、注意した方が良いのかな?って真剣に思いました…でも、楽しんでいる子にとっては、そんなこと言われると興ざめだし…
久々に読み聞かせの難しさを感じた時でした
・・話題から逸れました(^^ゞ

投稿: alice | 2006年9月19日 (火) 16時14分

aliceさん、こんばんは。
「老いる」って私たちの世代でも実感したときってショックですものね。例えば近くが見にくいとか^_^;
バーソロミューの目に微笑が戻ってきた時、ホッとしますね。

この絵本、多くの子供たちにも大人にも読んでほしい絵本だと思うのですが、読み聞かせにはちょっと絵が小さすぎる(細かすぎる)ということはないですか?

読んでいる時に邪魔をする子がいるとがっかりだし、対処の仕方が難しいですね。
そもそも大勢の前で読み聞かせることに無理があるのかなとも思いますが、読み聞かせを楽しみにしてくれている子がいることも事実だし・・・、難しいですね。

投稿: めーべる | 2006年9月19日 (火) 21時51分

…ほんとそうです(^^ゞ
そもそもこの本を読み聞かせに持っていく時点で
私の方に無理があったのかも知れません…

この本の前に、まつげの海の飛行船を読んで。あまりにもひどかったので、あっさりこれは無理って
やめようと思ったのに、先生が帰ってこられて…
あっ!これなら読めるかな~て思って読みました!
そこに無理があったカモね(=^ェ^=)ニャハハ

でも、その後「あるのかな」を読んでも、結局、集中しなかった子は、最後まで集中しませんでした(^^ゞ
一つ一つの機会が勉強ですね(^^ゞ

投稿: alice | 2006年9月19日 (火) 22時53分

aliceさん、おはようございます。

>そもそも大勢の前で読み聞かせることに無理があるのかなとも思いますが、

これはこの本に限らず、クラス全員に対しての読み聞かせという意味です。言葉足らずでスミマセン。
読み聞かせはボランティアに任せておけばいいやという感じの先生が多くて、残念ですね・・・。

『まつげの海の飛行船』、これなんだか面白そうですね。
読んでみたいです~。

投稿: めーべる | 2006年9月20日 (水) 09時17分

めーべるさん、おじゃましてまぁす♪
拙ブログで[おじいちゃん・おばあちゃん 特集]をした際、家にある絵本、図書館で借りた本、書店で立ち読みした本・・・たくさん集中的に読んだのですが、残念ながらこの本には出合えませんでした。
読んでみたいです。
参考までに、どこのお国の作家さんなのでしょうね。
ご存知でしたら、ぜひ教えてください。

投稿: わかな | 2006年9月22日 (金) 16時37分

わかなさん、こんばんは。
あまり書店では見かけない絵本かな。
他の方のブログでは見かけなかったので、取り上げてみました。

>どこのお国の作家さんなのでしょうね。

どちらもアメリカの方です。
絵を描かれたカレン ガンダーシーマー氏は1936年ボストン生まれ。
文を書かれたサリー ウィットマン氏は1941年ポートランド(オレゴン州)生まれ。
作家としてのキャリアはかなりありそうですよ。

ぜひ読んでみてください!

投稿: めーべる | 2006年9月22日 (金) 17時44分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 敬老の日に因んで 『とっときのとっかえっこ』:

« くまのプーさんからのメッセージ展 | トップページ | 小曽根真氏出演番組21日再放送 »