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2003年8月11日 (月)

読書のアニマシオンの講習会

8月初めに、図書館で「読書のアニマシオンってなーに?」の講習会を受けました。

「読書のアニマシオン」とは、スペインで開発された独自の読書指導法です。
(子どもを相手に「作戦」と呼ばれる、一冊の本の読み合うゲームをします。)

アニマシオンというスペイン語は、人間の命、魂(ラテン語のアニマ)を躍動させること、こどもの読書への興味を導く方法を、読書のアニマシオンと呼びます。

郡内の学校の先生対象としたものだけれど、小学校で読み聞かせボランティアをしているので、図書館から興味があればどうぞということで参加してきました。
(教師の参加はわずか20名足らず(たぶん図書担当)、そんなものなのかとちょっとがっかり。)
講師は東京の調布市図書館のベテラン司書の方(奥谷氏)。

『読書で遊ぼう アニマシオン』 サラセット・サルト著 が日本で出版された時、学級崩壊が問題となっていた頃で、学校の先生がその解決策として、教師が「読書のアニマシオン」に飛びついた感があり、そのあたりのことは、懸念しているとのこと。

奥谷氏が読書のアニマシオンに関わるようになった経緯などを話された後、作戦はどのように行なうのかというのを参加者と実践。

[作戦1]
『つきよのかいじゅう』 長新太 作
 をタイトルを隠して読み聞かせをし、タイトルを考えさせる。

Book つきよのかいじゅう

著者:長 新太
販売元:佼成出版社
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[作戦2]
『ぺちゃんこスタンレー』 ジェフ・ブラウン/文 トミー・ウンゲラー/絵 
を事前に読ませておき、内容を質問する。
ぺちゃんこになったスタンレーの体の厚さは何センチ? など

ぺちゃんこスタンレー Book ぺちゃんこスタンレー

著者:トミー ウンゲラー,ジェフ ブラウン
販売元:あすなろ書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

[作戦3]
『ペちゃんこスタンレー』の本文の一部を書いたものを8人ほどに渡し、ストーリー順に並べ替えさせる。
文ではなく、絵もコピーでも構わない。
(実際には同じ本を複数の作戦には使わない。講習会なので便宜上同じ本を使った。事前に『ぺちゃんこスタンレー』を読んでおくようにと宿題が出ていた。)

[作戦4]「ダウトを探せ」
一度声に出して読んでみる。2回目は、わざと間違えた個所を紛れ込ませながら読む。
間違っている個所がわかれば「ダウト!」と声をあげさせる。
使った本は『大千世界のなかまたち』 スズキコージ/作 

紹介された作戦は以上でした。(作戦は自分で考えるもの)
作戦4はなかなか面白かったです。
家で子どもとやってもいいかもしれませんね。
(学校の先生は授業の中に取り入れると言うことなんでしょうが、)
作戦は、小学生向けおはなし会などで真中あたりにやってもよいということでした。

こどもの読書離れを何とかしようと言うための講習会なんでしょうけれど、先生方はこどもの本についてほとんど知らないように感じました。せっかくの講習会も日の目を見るのかどうか・・・^_^;

アニマシオンの講習そのものより、講師の方が余談で話されたことがいろいろ興味深かったです。以下その中でメモできたところを書いておきます。

記録を取ることの大切さ。情報の共有。
図書館員などはお話会などの記録をとり、後輩に伝えていく必要性。

教師も司書も子ども相手の仕事なので、子どもがなにに興味をもっているか(いまのヒット曲は何か?など)絶えずアンテナを張っておく必要性。

本の読み聞かせには服装も考慮に入れる
派手すぎる服や、派手なマニキュアはダメ。
絵本よりも人が勝ってはいけない。
疲れた顔もダメ。読み聞かせはきちんと行なう。

絵本の読み聞かせは、年をとると本を持つの文字を見るのもつらくなる。
年をとってもできるのは、ストーリーテリング。

子どもが本を楽しんでいるかどうかは、言葉よりもしぐさでわかる。

30年子どもを見ていて、子どもは変わっていない。
子供を変えているのは回りの大人。

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